週末、新潟に行った
対面を果たすことが出来た奴は
小さな骨壷に埋まっていた
奴と一緒に新潟に出かけた列車は、上野発の急行能登であり
高崎で新潟行きの「ムーンライトえちご」に乗り換えて新潟入りしたはずだ
ボックス車両のようなところで一緒に酒を飲んだ記憶があり
高崎駅で停車していた能登を見て、泣きそうになった
午前4時51分に到着、彼の父母に心配をかけないため8時過ぎ到着と偽り
奴と一緒に行った坂口安吾の石碑に行った
当時、その上に上って酒を飲んだ
現場に立って思った
おれ一人では登れないほど、急で滑る巨石だった
奴が文句を言いながら、おれの足を助けてくれたのだ
これを、奴に対する弔いとする
http://www.flickr.com/photos/16632375@N00/sets/72157604076057648/
3 responses so far ↓
motti // 3月 12, 2008 at 10:24:31
flickrみました。
兄じゃの足取りを想像しました。
motti // 3月 12, 2008 at 10:28:06
flickrみました。
カメラ構える兄じゃの足取りを想像しました。
車窓の酔っぱらいの笑顔も 両界に向かう矢印も 走り去る人も お父さんの禿頭も沁みました。
atemzeit // 3月 16, 2008 at 17:07:19
拍子抜けするほど、新潟は暖かかった
やつとの記憶と、目に映るものが
ぐっちゃぐちゃに絡まっていたが
お父さんはずっと穏やかな笑顔をたたえていた
いろいろ話を聞いた
こーやって話してたら、くしゃみのひとつもするだろか
お母さんがへぎそば食いながらそう言った
ひと区切りついたな、と思った
2日目の午後
葬式の際に世話になった仲のいる富山に向かい
色々と話をした
富山駅を降りると、越中系の、背の小さい、顔の小さい
女子ヤンキーたちがニッカポッカ履いて大騒ぎしていた
腕の根性焼きが可愛かった
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