• 小島びじゅつ室 kojima artroom
  • 小島びじゅつ室 アーカイブ kojimar artroom archive
  • ギャラリー 小島びじゅつ室 コンセプト kojima artroom concept
  • 小島びじゅつ室 小島よりお知らせ kojima artroom from kojima
  • 小島びじゅつ室 アクセス kojima artroom access

小島びじゅつ室について

2002年に雪谷にオープンした小島びじゅつ室は、独自企画の展示をおこなう『見る人に重きを置いたギャラリー』です。見る人のウェイトを重くすることで、作家と企画者と見る人との三角構造をより強固に作り上げられるのではないかと考えています。芸術行為は人だけに限られた表現です。美術の力を限りなく信じている小島びじゅつ室からのメッセージです。

小島びじゅつ室は、二つのスペースから成り立っています。ひとつは人工照明だけで展示する約六畳のホワイトキューブ、もうひとつは刻々と変化する外光で作品を鑑賞する三畳の茶室です。同じ作家の作品でも、光の種類によって大きく影響を受け変化します。例えば蛍光灯のみで部屋全体をフラットにし、無機的に見せる。あるいは作品だけにスポットライトをあてる等、見る人と作品が対峙できる最適な照明を心がけています。

鑑賞するときは、立ったままで疲れないように椅子のご用意をしています。また、鳥になったような視点で作品を眺められる高台の視座も設けています。畳の部屋では、座ったり寝転んだりと自由な態勢で鑑賞してみてください。鑑賞法に「~でなくてはならない」という考えはないと思うからです。

また、今後は皆様から気になる作家の作品のオーダーを受け、“見る人のためだけの展覧会”を開催したいと考えています。大きな美術館で沢山の作品群を鑑賞することも楽しいですが、自分が気に入った作品だけと語り合うことができれば心はもっと満足するはずだという思いがあるからです。

小さなギャラリーですが、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

小島びじゅつ室/小島 靜ニ
concept