— 「悶☆カーニバル」楽しい映画上映会、日本で、山梨でここまでやってしまうのか! powered by ghost temple

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僕らについて

―Ghost Templeとは―
山梨県・甲府をベースに優れた映画を紹介するための企画集団「Ghost Temple」が発足しました。主要メンバーはアーティスト、Webディレクター、テレビディレクターとそれぞれ分野は違いますが映画をこよなく愛する三人が集まり、映画を日常文化として浸透させるべく甲府・桜座を常設映画館に見立て、定期的にイベントを開催します。

―既存システムの崩壊―
日本映画界は戦後、小津、溝口、黒澤、今村らの手により世界的な作品を生み出し続けてきました。一時の映画産業の衰退期を乗り越え、今や年間400本を超える映画が生み出され続ける映画大国とされています。しかし実際のところ、日本人の映画館利用回数は年平均わずか1.3回!(ちなみに北米は4.1回) 数的には映画が供給されているのにほとんど見られていないという現実が。つまり大資本による映画製作と全国を網羅した映画館システムによる国内映画産業は近い将来崩壊することは明白です(そのシステムを打ち破って登場した映画が『サウダーヂ』と『堀川中立売』でした)。さらに地元甲府では中心街から映画館が次々と消えているのが現状です。甲府では観る機会すら奪われています。

―映画の街―
山梨といえば東宝創始者小林一三(韮崎出身)、黒澤の右腕菊島隆三(甲府出身)をはじめ、“映像のマエストロ”と呼ばれ大映の絶頂期を築いた増村保造監督(甲府出身)、また矢崎仁司監督(鰍沢出身)、成島出監督(甲府出身)、清水厚監督(韮崎出身)、富田克也監督(甲府出身)、清水佐絵監督(小淵沢出身)、中島良監督(甲府出身)といった現役の映画作家も大勢います。時代を超え映画人を輩出し続けている甲府は映画文化が静かに浸透する街であったはずです。

―もっと映画観たい―
彼らは皆中高生の時代に甲府の中心街の映画館で映画を観て育ちました。私たちも同様です。「観たい映画を甲府で観たい」。『堀川中立売』(柴田剛監督作品)上映をきっかけに企画集団を立ち上げようとしていた日向・清水と、桜座で『サウダーヂ』(富田克也監督)の凱旋上映会を企画し、桜座で映画の定期上映会を考えていた荻野の意見が一致。「映画を体験するための選択肢がもっとあっていい」「なかなか映画館で観ることができない映画を観る機会を作ろう」とGhost Templeの立ち上げに至りました。

 

メンバー:
日向正親(ひなた まさちか)
1970年、甲府市生まれ。1997年大阪芸術大学卒。世界最古・最長寿のスカムバンド「ウルトラファッ カーズ」の母体バンド「ゴッドキル」、堀内幹赤犬ヒデオとの「ざくろ」を経て、キネマ旬報社刊「フィルムメーカーズ」シリーズ等の編集に携わる。 またインプロビゼーションバンド「アカシア」で地下音楽活動再開。メンバーの荻野とは2000年、山梨放送のラジオ番組「日向正親の破れがたき世界」のディレクターを新海景樹と共に担当してからの縁。清水とは2001年、父であり画家の清水誠一を介して知り合い同年、柴田剛監督のデビュー作『NN891102』との同時上映をシネマ下北沢にて企画した。2011年より写真活動宣言、9月、写真処女個展「fuck」を甲府・富雪ギャラリーにて開催、12月、内田裕也主催”NEW YEAR WORLD ROCK FESTIVAL2011”公式パンフレットに写真採用。2012年度アサヒカメラ賞 年度賞(カラープリント部2位)受賞。

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荻野弘樹(おぎの ひろき)

1972年甲府生まれ。同志社大卒。山梨放送ディレクター。ラジオディレクターとして骨髄バンク支援番組「ラストパスをください」で平成14年日本民間放送連盟賞最優秀賞、「巻上公一の極楽声帯紀行」で同優秀賞、「音楽夢譚~ギタリスト深沢七郎」(DJ/三上寛)で平成15年民放連盟賞最優秀賞、文化庁芸術祭優秀賞受賞。テレビディレクターとして「いつになったら―詩人金子光晴」で平成18年地方の時代映像祭優秀賞、「六輔 藝の旅 “芸”はどうしてくさかんむり?」で平成19年民放連盟賞を受賞。矢崎仁司、富田克也ら地元監督作品の製作支援、上映会を企画・運営。
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清水佐絵(しみず さえ)

1980年 山梨生まれ。18歳で制作した中編『MY beautiful EGO』(99)が★PFFアワード2000新藤兼人監督に激賞され、審査員特別賞を受賞。00年、『NECO』、03年『METAL LIGHT』を制作。そして現在山梨にて、8年振りに再び映画を撮り始めている。自身がヴォーカルを務めるバンド「HATENA TAXI」でも精力的に活動中。『堀川中立売』では一人二役で活躍。
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