アイデンティティって言葉、なんだよアレは
「心のよりどころ」でいいんだよ
(エンケン)
さっき
自分の心のよりどころと話した
・部屋を掃除せよ
・いらないものはすてろ
・歯医者に行き笑えるようにしろ
・借金を消せ
・資格を取れ
・単車か車を買って動けるようにしろ
を「くれ」と言った
よりどころより更に奥深いジャングルの先にある
泉から湧き上がる音と交信した
泡が静かに弾けているだけだったが
それでもう充分だった
小倉のお坊さんで、幼稚園の園長さんが書いた文章
http://akatuki01.ed.jp/endayori.htm
より。
一緒に
とある雑誌を読んでいて、漫画家 赤塚不二夫さんの作品に点字の絵本「よーいどん!」という作品があることを知らされました。
この作品の特徴は真っ白な紙に点字を打ったり、「触図」(絵の輪郭に凹凸をつけて触れて形が分かるようにする技法)を施すだけではないのです。文字や色刷りの絵が漫画として描かれているのです。
この絵本を作るきっかけは、小学生の頃の記憶に遡ります。クラスに障害を持つ○○君がいたそうです。運動会の日の朝、学校に行くと先生から、「今日は○○ちゃんの面倒を一日みてくれないか」と言われたそうです。その日は二人で教室の窓から運動会を眺めていました。
お昼を前に二人はお腹が減ってしまい、相談して、二人でこっそり「はや弁」をすることにしました。その子はその日から何遍も何遍も繰り返し言うのです。「あの時は楽しかったよね。二人で『はや弁』したよね」と。
あの子はなんで何度も僕に「はや弁」の話をしたのだろうか。きっと一緒に「はや弁」をしたことがよほどうれしかったのだろう。「一緒に」何かをすることが大切なんだと思ったそうです。「一緒に」という言葉は幼稚園でもよく使います。一緒に遊ぼうね、一緒に歌おうよ、一緒に使わないと、一緒に・・・・。幼児期から大人になっても、「一緒に」という言葉はだれもが良く使います。よく使う分だけ「一緒に」のうれしさをもう一度味わいたい。楽しさは2倍に、悲しさは半分に。
目が見えても、見えなくても、みんな一緒にこの絵本を読んでもらいたい。赤塚さんの絵本の最後にはこのようなメッセージが
「ひとりでよんでもたのしいけれど、だれかとよむと、もっとたのしくなるぞ。そうやってみんなが、なかよくなってくれたら、ぼくは、いちばんうれしいです。」あかつき幼稚園に集まった子どもも大人も、ボクらはみんなで一緒に成長できたよね。子ども×子ども、子ども×大人、大人×大人、みんな一緒に・・・。
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ある雑誌に書いていた文章ってね。ボクがお坊さんの勉強していた頃、70日間ずっと同室で寝食を共にしていた人が書いていたの。「へー。こんな雑誌に書くなんて頑張ってるんだな~」と読んだの。ボクには特別な感情があったのかな、読んでいたら涙が出てきた。「一緒に」なんていつでも使う言葉なのに忘れていたよ。「もったいない」という言葉が見直されているけど、「一緒に」という言葉をもう一度味わい直すと、どれだけ感動的な体験をボクはできただろうって。
「一緒に」という言葉は子どもたちに発しています。文末に子ども×子ども、子ども×大人、そして最後に大人×大人と書きました。ボクはあかつき幼稚園に集まった大人にも発しています。笑ったり泣いたり、怒ったり怒られたり、あんなこんなと、ボクらは一緒にこの子達を育てたよねって。 blockquote>
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