仕事の山を乗り切った。
忘れていたなにかを取り戻した。
生まれて初めて「新聞」の校正を受けた。
真っ黒になった校正を見ながら階段を昇った。
背中がゾクゾクした。
書籍編集者ならわかると思う。
いままで自分が朱入れしてきた世界とは
別の生き物が、硬く握った拳の中で蠢いている。
音楽でいえば、Steve AlbiniあるいはMetallica“Black Album”のリズム。
ジャスト・ジャスト・ジャストの世界観。
谷川俊太郎的。
異質な世界を「異質」ではなく「世界」として捉える。
そんな中、ようやく届いたGR Digitalでらせん階段。
数年間、まったく使っていなかった脳のある部位に
傷がつき、白い液体がするするとひものように流れ
脳がくしゃくしゃに萎縮するまでを想像する。
人生を物理的に考えてみれば
すべて「持論」に終始するのだ。
ある小説家が「最終的には主観ちゃう?」と
話していたことには異議なし!
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