今がいつか、歩いて決める
二つにも、三つにも
わたしが割れる、目の前で
どんどん割れて
わたしのような、そうでないような
近しいわたしとなって
あなたが見ている
街頭の灯りとなった
遠くの火山が煙を吐いている
煙は動かない
絵だと気づくまでに少しかかる
指で煙をかき回す
黒くなった爪が三角形になってぐるぐる回る
草むらへ飛んでった爪を探しに
無数に割れたわたしは
何度目かの繰り返しを経て
説明のひとつひとつを川へ流した
爪が飢えた目をして笑った
わたし
9月 26th, 2010 · No Comments ·
Tags: 日々
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