初会津。
只見川の電源製造スケールに驚き、紅葉に驚き、食い物に驚き、人に驚く。
SL会津只見号ことC11 325は、憧れの会津若松運輸区での夜景以外は
動体撮影の厳しさにやられた。
いや、動きそのものよりも機械としての蒸気機関車を良く知らないことが主因。
私の原動力の主だったものは「太くて短い思い込み」、つまりあこがれのようなものが
ほとんどを占めている、ということが嫌というほど分かる。
正確に描写する、という基本が鉄道写真にはあり
それは、とても素朴なところから立ち上がるもので
例えていえば、昔から思っている疑問に
人間の指がなぜ5本ずつなのか
というところにとても近い、誘惑のような力がある。
あこがれから現実に立ち戻る境目が
会津には頻繁に現れた