ここ数千年の間に、人間が人間の形をしたものを
色々な名前で呼び合うようになった
それが自分の身体の一部と似ている、乃至は似ていないことをめぐって
争いが絶えない
争いを避けるために出来たものが言葉だとすれば
そんな言葉は忘れてしまえばいい
わたしたちの歴史がどのようなものか
を知ることはさして重要ではない
ただ、一瞬一瞬がそれを教えてくれて
それを認めるか、捨てるかの違いでしかない
例えば、この光景は何千年か昔からあると思っている
わたしはそれを懐かしいとか、なんだとか言う前に
とにかく撮影したい、と思う
わたしが知りたいのは、物理的なものの配置ではなく
その配置を見つけた瞬間の、重みだ
麻実さんに、祈りでも諦念でもないなにかがはじめられるか
と問われたことを思い出す
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