小淵沢に最後の土日、自動車で向かって場所確保、酒飲んでガーっと寝て朝から。
深夜便を「チルアウト」と言ったのはモブ・ノリオが日本初? わからんが
昨晩はずっと大竹しのぶに、NHKのアナウンサーが家政婦のような質問の嵐
「娘とは友達ではありません。私は母親です。そして、母親になりたいと思っています」
カン、カン、カン、カンと遮断機が降りる
乱数放送以上に奇怪な「上り、接近」がフィードバックする
深夜2時からの保線作業の支度、カッコ良かったです日新株式会社のメンズたち総勢20人
北関東なまりの、200歳まで生きると宣言した、はるな愛大好きなおっちゃん
「悪さしたら男の声で怒られるんだ、ハハハ、いい子だな~。おかまのほうがよっぽど人間だわ
死ぬまで仕事して、SL撮影すんだ、最高だ」
その横にいたおっちゃんに別れ際、「いずれまた、会いましょ」。
二の句なし。
三脚直してくれてありがとうね、
日曜日の朝、例の店に弁当買いに行ったら、清水佐絵帰国後すぐか、一緒に働いてた
某所の仲間のおばちゃんがレジ打ってた。
「あれ、日向くんずら、甲府の。ねぇ、元気してるだけ、って元気じゃんね、ほんな真っ黒になってるだから」
「線の細い彼女とその後、どうなったで? あたし、ずっと心配してただよ」
「例のスタンド、行ったさ。で、自分の名前出したらエラい喜んでくれてね~、ちっとまけてくれただよ」
「って! 佐絵ちゃん映画出てるだけ? それって女優っちゅーこんけ! って!」
「あの子はいい子だよ。ほんと、いい子」
「いいから日向くん、コレ、もってけし。おばさんがコーヒーおごってやるから」
「電話番号教えろし、で、何番で。で、子供は出来ただけ?」
制服は違えど、片付け終えた地下の大広間でハスッパにタバコくわえて
色々あったまに来たり、おれらの面倒見てくれた姉御のまんま。
写真撮らせてよ? って言ったら、わたしの、甲州弁で大好きな
「んヤなこと~」
おふくろが日野春駅に現れた。
電化&複線化される前の中央線を、わたしのおやじ・おふくろは
日野春からそれぞれ甲府・韮崎へと通学に使っていた。
あたしね、日野春で見るっていうのが大事なの。
あんたにはわからんこんがいろいろ、深~く絡んでるだよ。
良かったね、会えて。健造も大きくなった。
機関士さんの服借りて写真撮らんだけ? ずっと自分がどこ行っただか
探してただよ。もういい、よ、もういい、今日はうんといい日じゃんね。
純な兄貴夫婦と一緒に乗っており、あまったSL弁当をプレゼント。
日野春バカ停後発車、車窓からずっと妻はおふくろを追っかけていた。
涙ぐんでいるようだったよ。
29日は兄貴夫婦と6人で穴山にある「能見荘」に泊まった。
日本百名山をものした深田久弥の最後の宿。
それは、はじまりということ。だれにとっても、はじまりということ。
裏山で撮れたたけのこ、ようやく今シーズン食えたこごみ、気遣いなく
時間はとうとうと過ぎ、いい風呂、いい会話、看板息子のゆうま君(2歳)の色気
東京ジギー・スターダストのケンゾー! ケンゾー! が嬉しい。
早川町の山菜まつりに行ったとき、おやじがステージで歌った「すきま風」が流れた!
30日、つまり本運転2日目。
「「今度は、見たいな」と兄貴。
能見荘のオーナー、伊藤さんに車で韮崎駅まで送ってもらう。
おやじ・おふくろと同世代。
「スイッチバックでね、一回でどうしても登れん時は、一度、戻って、勢いつけてから登るです、せぇのぉ、ぃよっっちゅー感じです、砂ぁ撒いてね」
「ヤミ屋がうんと乗ってたですよ、しわだらけ、煤だらけの顔をして。当時は規制があってね、でも食わないと死ぬんです、人間は」
「平等に全員、貧乏でした」「間違いなく、みんな貧乏でした」
「C62ってね、大動輪で物凄いものでした、D51みたいに貨物引っ張るんじゃくて長距離路線を最高の速度で走るんですよ」
「たばこ」「窓開けても閉めても煙には間違いない」
「孫が明日、乗るんですよ。わたしはあの頃、嫌っていうほど乗った。もういいんです」
最後の日、警備で来ていたおじさんと話した。
「ここは他んとこと違って、うちのしんとうも言うけんど、静かです」
「一日の警備が終わるでしょ、ほしたら一日の報告をした後、みんなで話しをするですよ」
「長いような、短いような…。でもわたしらずっと待ってるだけでしょ。SL見たらそら、嬉しいですよ」
「でもね、散らばってた仲間から話を聞いたら、おまんとこが一番いい、って言われたですよ」
「へーね、他んとこなぁなん百人も集まってえれぇこんですよ。ワイワイ言われてね、わたしだちが
なんかゆうでしょ、ほしたら『先週と違う』『どうなってるで』って、むちゃくちゃ言われるですよ」
「みんな、遠くから来てるだから良くしてやりてぇって思うです。ほんでも、うちんとかぁそういう
こたぁねぇけんど、仲間の話聞くとね、さみしいじゃんね」
「今日はがんばってください」
「いいのんが撮れたらいいね」
ただ、イギーはずっとイギーだった
誰とも似ず、延々とロックンロールを真っ黒い息を吐きながら走り抜けた。
幸せな写真を撮りたかったら、引っ込み思案なきみに大ヒント
乗りなさい。車内ではなく、車窓の人々をシャッタースピード上げながら
延々と撮影なさい。
みんな、笑っている。
みんな、口を空けている。
喜んでいる。声はひとつ。
「わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
アラーキーに声かけられてるような状態。
いつもあなた、ずっとあなた。ずっとわたし、いつもみんな。
肖像権? 人格権? いくらならいいの?
How Much?
多少銭?
はー、酔った
寝る!
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